花熊について
花熊の祖先は
姫路屋勘兵衛
室町時代、花熊の祖先は、姫路屋勘兵衛と名乗り、豪商平野屋五兵衛(後の天王寺屋五兵衛)の番頭として播州姫路で回船問屋を営んでいました。
商いの内容は、瀬戸内の物資の海搬及び警備を主な仕事としていました。瀬戸内海の海賊の一派を手先として商いに励み、平野屋の財を支えていた様に伝えられています。信長の全国制覇の動きに伴い、木下藤吉郎(後の太閤秀吉)のもと大きな軍功を上げたようです。
しかし時がすぎ、主家・平野屋五兵衛が太閤秀吉の勘気をこうむり、主人は惨殺 家財没収の憂き目にあうこととなりました。
慶長7年花屋としての
看板をあげる
姫路での商いが成り立たなくなった祖先は、使用人と別れ 主家一族の菩提寺である久本寺(中央区谷町八丁目)の横に小屋を立て、主家一族の墓守りとしてひっそりと暮らしていました。
時は慶長7年(1602年)のことと伝えられています。世の中が落ち着いたころ、花屋としての看板をあげ、以来400有余年、お寺の本堂内のお花・檀家様のお墓のお花を専門に扱い、現代に至っています。
江戸時代より天王寺屋との婚姻関係にある鴻池家・住友家のお墓の守りも加わり、稼業はおおいに発展し、現在に至っています。
弱酸性で花の寿命を
大幅に延ばす
言い伝えでは、それまで夏には湧水が少なくなる井戸しか持っていなかったのですが、花熊三代目の頃 お得意様(天王寺屋・鴻池家・住友家)のお力で立派な深井戸を掘って頂き、その湧水はすこぶる美味であり、又弱酸性で花の寿命を大幅に延ばす力を持っています。
花熊にとって大きな財産で有り 又絶大な戦力であると考えています。
花熊十八代目
盆供養の作法について
お盆になったら
お墓参り
お盆になったら、お墓参りをしてご祖先の供養をする事が一般の通例になっています。盆供養とは、七日から十五日又は十六日まで、日蓮宗は十二日・他の宗派は十三日に迎え火を焚き仏様をお迎えし、盆飾りの祭壇で仏様をお守りし、十五日又は十六日に送り火を焚いて仏様がお墓にお帰りになるまでの一連の作法の事です。お仏壇が家に有るお方は、七日から十二日又は十三日までに墓参りをし、供物・花を供へ、家でお迎え火を焚きますのでどうぞ帰って来て下さいとお願いします。
お墓に十二日までに
お花をお供え
仏様をお迎えしましたら、生きておられるのと同様に歓待し仏様がお帰りになられるまで続きます。よって、お盆の墓の花が要るのは、七日から十二日までになります。十二・十三日より十五日までお墓には誰もいらっしゃいません。その間に墓参りに来られ、「花が涸れている・カリカリだ」など大変なお叱りを受けることがございますが、花屋は前以って注文を聞いているお墓に十二日までにお花をお供えしておりますのでご理解下さい。
会社概要・所在地
名称
株式会社 花熊
代表取締役社長
山本 孝義
住所
〒542-0064
大阪市中央区上汐一丁目4番10号
TEL
06-6763-1567 (代)
FAX
06-6763-1569
メールアドレス
web-info@hanakuma.co.jp
営業時間
8:00 ~ 16:30
(1月2日~4日は、10:00 ~ 16:00)
定休日
9月の第2週 月曜日~木曜日 正月元旦
最寄の駅
大阪市営地下鉄 谷町九丁目 (谷町線 千日前線)
最寄駅からの道順
① 谷町九丁目駅4番出口から地上へ
② 谷町筋を北へ約250m
③ 「谷町8」交差点を東へ約50m